おしりとともに30年~ 痔の専門家 ~

日本大腸肛門病学会認定施設

日本臨床肛門病学会認定施設

日本消化器内視鏡学会指導施設

短期滞在手術施設認定

女性の痔の原因と治療
痔の放置は危険
恥ずかしい診察について
小児・申請時の痔の原因
施設名
森谷外科医院
理事長
森谷 行利
住所

〒700-0973

岡山県岡山市北区

下中野717-101

診療科目

肛門外科・大腸外科

消化器内科・麻酔科

電話番号
086-245-3655
駐車場
80台完備

直腸脱について

直腸脱と言う病気はご存知でしょうか?
下記の症状がある方は直腸脱の疑いがあります。

□ 肛門に何か出ているような感覚がある
□ 肛門に痛みや出血がある
便の漏れや残尿感がある
□ 肛門に何かボールのようなものがある
□ 股に何か挟まっているような異物感がある
□ 夕方になると不快感や異物感が強くなる
□ 尿が出にくいことがある
□ お腹の張りや不快感がある

骨盤臓器脱(直腸脱など)

骨盤臓器脱とは、骨盤内の臓器が下垂して脱出してくる疾患の総称であり、直腸脱・直腸瘤・小腸瘤・子宮脱・膀胱瘤など様々なものがあります。
骨盤臓器(直腸など)は靭帯や膜で支えられており、加齢につれて弱くなったりすることで骨盤臓器脱が生じてきます。
昔からある疾患であり、この骨盤臓器脱で悩んでいる方は非常に多く、全国で数百万人はいると考えられています。ただし、この病気はまだ広く認知されておらず、羞恥心のために我慢している方も数多くいるのが現状ですが、自然に治ることはありません

 正常
直腸瘤

直腸瘤

小腸瘤

放置するとどうなるの?

症状が出て放置をした場合、自然に治癒する事はありません。
症状が進行した場合、下記の症状を繰り返します。

・10~20cm程度の長が肛門の出入りを繰り返す
・出血を繰り返す
・排便をしていない時でも、便漏れをを繰り返す
・強い痛みを繰り返す

また、腸が飛び出したまま元に戻らなくなり、腸が壊死するケースもあります。(カントン状態)
その場合、緊急手術を要し、命を脅かす場合もあります。

いずれのケースも、放置することで日常生活を犠牲にしてしまうため、早期発見治療を行うことが重要となります。
専門的な検査や治療が受けられる医療機関を受診することが必要です。


検査方法について

検査方法は、実際に脱出しているものを確認することですが、常に脱出していないケースも多いことや、直腸脱以外の病気が隠れているケースもあるため、内視鏡やCTなどの検査を行う必要があります。

当院では、より専門的な検査(排便注腸造影検査)を行っております。

排便注腸造影検査(defecography)

検査の風景

平成28年までの検査実績(607件)

排便注腸造影検査は、造影剤を用いてX線透視下で行われ、写真から診断を行うものです。

内視鏡検査と比較すると、内視鏡では盲点となる腸の走行による屈曲の内側や、癌の粘膜下組織への浸潤による腸管壁の変形・狭窄の程度や長さなどを検索することができます。

また、炎症性腸疾患の診断に必要な腸管の変形や潰瘍の形状を広い視野で確認することができます。さらに、クローン病で特徴的な裂溝形成と呼ばれる貫通性潰瘍も容易に診断することが可能です。

当院の骨盤臓器脱の手術実績

骨盤臓器脱の手術実績                     直腸瘤手術の年次推移