おしりとともに30年~ 痔の専門家 ~

日本大腸肛門病学会認定施設

日本臨床肛門病学会認定施設

日本消化器内視鏡学会指導施設

短期滞在手術施設認定

女性の痔の原因と治療
痔の放置は危険
恥ずかしい診察について
小児・申請時の痔の原因
施設名
森谷外科医院
理事長
森谷 行利
住所

〒700-0973

岡山県岡山市北区

下中野717-101

診療科目

肛門外科・大腸外科

消化器内科・麻酔科

電話番号
086-245-3655
駐車場
80台完備

胃・大腸疾患について

胃のムカつきや食欲不振、下痢や便秘、腹痛や排便時の出血などが続く場合、

早めに専門的な検査が受けれる医療施設を受診するようにしましょう。

胃腸に関する病気に不安を感じられた方へ

もし、胃や腸に不安な症状が続く場合は、専門の医療機関を受診するようにしましょう。

当院では、ポリープ、がん、クローン病、潰瘍性大腸炎、大腸憩室、過敏性腸症候群などの胃・大腸疾患の検査・治療・手術を行っていますで、気になる症状がある方は、気軽にご相談ください。


大腸ポリープとは

ポリープとは、胃や腸などの内壁にできた、きのこ状やいぼ状の腫瘍総称で、大腸ポリープは大の粘膜にできたポリープのことす。大腸ポリープには、そのまま放置しておいも大丈夫な良性のや、癌化する恐ろしいものなど、いくつかの種類がありますが、いずれも小さうちは自覚症状ほとんどありません。大腸ポリープは大腸全体にわたって発生しますが、特に発生しやすい場所はS状結腸と直腸です。

大腸ポリープは、性質の違いによって大きく「腺腫性」「過誤腫性」「過形成性」「炎症性」に分けられています。

腺腫性ポリープ
最も多いポリープで、癌化の危険性が高い
過誤腫性ポリープ
組織奇形の一種で、本来的には良性。
過形成性ポリープ
細胞数の増加に伴って隆起を形成したもので、本来的には良性。
炎症性ポリープ
癌化の可能性はほとんどない炎症性疾患などの後に傷跡のような形で残ったポリープ。

 ポリープ切除 

 内視鏡的粘膜切除術(EMR)

大腸がんの検査(大腸ポリープの検査にも役立ちます)

胃・大腸疾患について

【便潜血検査】

大腸がんの精密検査が必要な人を選び出す有効で負担の少ない検査で、制限もなく簡単に受けられます。

免疫学的な反応で便中の微量の出血を調べます。


【直腸指診】

肛門から直腸内に指を挿入して、指の感触でこりや異常の有無を調べます。

肛門に近い直腸に発生したがんやポリープなどわかることあります。


【注腸造影検査】

肛門からバリウムと空気を流し込んでX線写真を撮影し、大腸の形の変化から病変を診断する方法で、がんの位置や大きさなど分かります。


【大腸内視鏡検査】

内視鏡を肛門から挿入して、直腸から盲腸までの全大腸を内側から観察します。


【腫瘍マーカ(血液検査)】

がん存在すると、血液中の腫瘍マーカ異常値を示します。一般に、大腸がんではCEAとCA19-9というマーカが用いられています。しかし、早期がんで異常値を示すことは少なく、一般的に進行がんで異常値になりま。また、進行がんであっても異常を示さない人も一定の割合で存在し、また正常な人でも少し高めの異常値を示すことがあるので注意が必要です。


ポリープが⼩さいうちは症状がほとんど出ることはありません。しかし、2cm以上のものになると表⾯が便で擦れて出⾎したり、3cm以上になると腹痛や下痢、お腹が張る、便が出にくいなどの⾃覚症状が出てくることがあります。

その他の大腸疾患

【クローン病】

クローン病は慢性の炎症性腸疾患のひとつです。
症状としては、腹痛や下痢、発熱などで、原因は分かっていません。遺伝的な要因や、食事などの生活習慣が関係していると考えられています。

クローン病の発症は、10~20代の若い方に多く見られ、男性の方が女性よりも多い傾向にあります。口から肛門まで、すべての消化管に潰瘍や線維化が起こり、腸の壁に穴が開くこともあります。自覚症状としては腹痛や慢性の下痢ですが、それに伴って体重が減少していくこともあり、他にも口内炎や関節炎が生じたりします。

クローン病の疑いがある場合には、内視鏡検査や血液・便の検査を行います。

【潰瘍性大腸炎】

潰瘍性大腸炎も、クローン病と同じく慢性の炎症性腸疾患のひとつであり、原因は分かっていません。
発症年齢はクローン病と異なり、幅広い世代に見られます。男女差もありません。
直腸から炎症が起こり、大腸の表面粘膜に炎症が広がります。自覚症状としては下痢や発熱のほか、クローン病より血便が多くなります。
内視鏡検査や血液・便の検査によって診断しますが、炎症が酷い場合には腸の奥までカメラを入れることが難しい症例は、CT撮影や腸のレントゲン検査を撮影する場合もあります。

【大腸憩室】

大腸憩室とは、大腸の一部が正常の輪郭を超えて嚢状に突出したものです。

検査で偶然発見されることも多く、頻度は年齢とともに増加します。憩室の数はさまざまですが、たとえ憩室がたくさん出来ていても、症状がなければ治療は必要ありません。多くは無症状ですが、憩室に炎症が起こると腹痛や出血などの症状が出ることがあります。

原因は食生活と密接な関係があると考えられており、特に

  • 食生活の欧米化
  • 食物繊維の摂取量減少

が要因と言われています。

肉食中心の人は大腸の左側に、白米やパスタ等を多く食べている人は右側に多くできる傾向があります。

【過敏性腸症候群】

さまざまな検査を行っても炎症や潰瘍などの疾患が見つからないにもかかわらず下痢や便秘、腹痛、膨満感など下腹部の不快な症状が持続します。

過敏性腸症候群は30~40歳代に多く、男女比ではやや女性に多くみられます。
男性は慢性的に下痢を繰り返す「下痢型」、女性は慢性的な便秘を呈する「便秘型」が多いとされます 。

発症の原因について詳しくは分かっていませんが、ストレスや生活習慣など複数の要因が重なって起こると考えられています。

 「生活習慣の改善」・「精神療法」・「薬物療法」が治療の三原則ですが、なかでも最も重要なのが「食事療法」です。
「下痢型」と「便秘型」では治療に適した食事内容が異なるため、症状に合わせて行うことが大切です。